「カラット君」販売の業務を通じて、様々な「揚げ物」ビジネスの現場で、いわゆる、お客様の目には触れない「裏方」とでも言っていいのでしょうか、その厨房に入れていただきますが、そこで作業される方々の真摯で直向きな姿にはいつも敬意を表したくなります。

世の中には様々なビジネスと、その現場がありますが、個人的な感想かもしれませんけど、こと「食品」に関しては、何と表現すればよいのか、独特の「真面目」さを感じてしまいます。他のビジネスがどうのという事では決してありませんが、「食品」は日々のものであり、人の口に入り、そこで「美味しい!」と言っていただけるかどうかという、毎日の生活に密着したものだからでしょう。

Fotolia_99807757_XSその毎日の生活の中で出会う様々な「揚げ物」たちの中で、やはり「唐揚げ」は売れ筋の商品だと思います。カリッと香ばしい衣の中から、ジューシーなチキンの旨味が口の中に広がります。手ごろな価格で、そのままでも、お弁当のおかず、定食のおかずでも美味しくいただけます。

そこで、この「唐揚げ」について考えてみました。「日本唐揚協会:http://karaage.ne.jp/」によると、この「唐揚げ」は日本独特のものだそうです。「唐揚げ」が登場したのは昭和初期の銀座で、その時期の洋食(外食)はまだ一般になじまなかったのか、営業的に苦戦されたそうですが、その打開策として考案されたメニューが「若鶏の唐揚げ」だったということです。ここで「唐揚げ」が外食メニューとして登場します。

その後、戦後の食糧難に備え「養鶏場の増大」を図る国の政策の中で、鶏肉の美味しい食べ方が様々に考案され、唐揚げも多く食べられるようになったそうです。

「食」という、人の生活そのものと言っても過言でない問題に、「安く、多くの人に、安定して供給できる美味しさ」が、苦しい食糧難の中で真摯に真面目に取り組まれ、今日、多くの人に愛されるメニューとして確立したのです。何か、「食」の基本を「唐揚げ」の中に見るような思いがします。

「カラット君」もそうした日々の「食」に貢献したいと強く思います。「コストを低減し、調理の手間を軽減し、より美味しい唐揚げ」作りのお手伝いをさせていただきます。真摯に、真面目に、誠実に。

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